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レディースローンとは
レディースローン (レディースキャッシング)とは、女性を対象としたカードローンのことを言います。
女性利用者への専用ダイヤルを用意し、女性オペレーターが申し込みや取り引きの相談に対応してくれます。
同性のスタッフが対応してくれるので、男性よりも女性のスタッフの方がいいと思う人には利用しやすいサービスとなっています。
また、広告やホームページは女性向けのデザインを採用するなど、様々な面で女性に配慮した姿勢を感じることが出来ます。
レディースローン の特徴

かつてのクレサラ問題やドラマ・映画の影響で、お金を借りるという行為を怖いと感じる女性の方も少なくないようです。
レディースローンは、「カードローンを利用したいけれど、トラブルに遭うかも…」「男性に高圧的な対応をされるのではないか心配…」など、悪いイメージが先行して、申し込みを躊躇してしまうような方にはおすすめのサービスです。
お金を借りることへの不安を解消することを目的として、キャッシング・カードローンを初めて利用する女性の方でも安心して利用できるように考えられたサービスがレディースローンです。
借入経験のある男女別の割合は、以下のグラフの通りです。
※2016年8月時点 出典:日本貸金業協会
カードローンの利用者は、平成28年8月時点で男性が63.7%、女性は約36.3%という割合となっています。
年々、働く女性が増えているという社会背景もあり、全体的に女性利用者の占める割合は増加傾向にあります。
利用者は女性のみ
レディースローンを利用できるは、女性の方のみに限定されます。
当然、男性が利用することは出来ません。
近年では、女性の利用者が増加傾向にあることから、女性専用のカードローンを必要とする声は大きくなっています。
中でもレディースローンは、ある程度収入のある、働く女性を中心に利用されているケースが多いようです。
ただし、安定した収入ときちんとした返済能力があれば、誰でも利用することが出来るため、パートやアルバイト、フリーターの方なども利用することが可能です。
女性スタッフが対応してくれる
女性向けレディースローンの最大の特徴は、電話での申し込みや相談など全ての工程を女性が対応してくれる点です。
通常、カードローンを申し込むと、審査に入る前に確認の電話がかかってきますが、この確認連絡も女性オペレーターによって行われます。
女性が対応してくれるので、話しやすいのはもちろん、同じような視点で悩みを理解してもらえるというメリットもあります。
このような点がレディースローンが支持されている理由です。
では、一般的なカードローンとレディースローンとでは違いはあるのでしょうか?
レディースローンとカードローンの違い
女性専用カードローンが一般カードローンと違う点は、女性向けであるという一点です。
そのため、金利や限度額、審査時間、融資までの時間など、ほとんどの点で一般カードローンと大きな違いはありません。
女性のための金利優遇や限度額の増額、審査時の配慮などの優遇措置は一切ありません。
しかし、言い換えれば、女性専用という長所に加えて、一般カードローンと同等のサービスが受けられるということです。
現在、大手消費者金融のサービスや利便性は、どこも向上しています
そのため、簡単・便利なサービスを女性限定で利用出来るというのは、思った以上にメリットがあると言えます。
レディースローンの利用事例
では、レディースローンは、どのような人が主に利用しているのでしょうか?
レディースローンをよく利用する人の業種や活用事例についてまとめてみました。
職業別で見るレディースローン利用者
統計データによると、カードローンは、男女共に30~50代の比較的収入が高い人が利用しているという結果が出ています。
もちろん返済能力がある人でないと、カードローンの審査に通ることはありませんから、ある程度予想出来る結果だと言えます。
レディースローンを利用する女性の職業で多いのは、次のような職業です。
航空機客室乗務員、歯科技工士、学校教員、看護師、薬剤師、准看護師、ケアマネージャー、保育士(保母)、歯科衛生士、栄養士、理学療法士・作業療法士、自動車外交販売員、福祉施設介護員、ホームヘルパー、百貨店店員、保険外交員など
もちろん、上記以外の職業の方も利用されていますが、全体の割合から見ると、やはり高収入の方がよく利用されているようです。
看護師の事例

夜勤や休日出勤など病院で働く看護師は多忙な日々を過ごしているため、まとまった休みを取り辛いと言われています。
職場によって差があるため、一律に判断することは出来ませんが、転職理由の上位に「休日が少ない事」がランクインしているのを見ると、やはり全体的に忙しく大変な仕事だと言えます。
そのため、別業種の友人や恋人と、休みのスケージュールが合わないというケースも珍しくないようです。
なので、利用目的としては、たまの休みに仲間と旅行に行く場合や、その他レジャーなどが多いようです。
また、自分へのプレゼントとして大きな買い物をする場合や、結婚式のご祝儀に包むお金として利用するケースもみられます。
まとまったお金が必要だけど、次の給料日まで日にちがあるので、とりあえずカードローンを利用してお金を工面するという意見が多数派のようです。
看護師の方は、比較的収入が高く、職業の信頼性が高いことから、カードローンの審査に有利なこともあり、よく利用されているようです。
また、30日間無利息キャンペーンを使って、余計な利息を支払うことなく賢く利用されているケースも多いようです。
看護師の方だけでなく、可能な範囲内で、お金を使ってストレスを解消するという人は決して珍しくありません。
ただし、返済能力を超えた過度な借り入れや、無計画な利用には注意しましょう。
では、看護師とは違い、個人の収入がない専業主婦の場合は、どうなのでしょうか?
専業主婦の事例

専業主婦の方が、レディースローンを利用する際に注意しないといけないのが総量規制です。
総量規制とは、消費者金融などの貸金業者が利用者にお金を貸す場合は、借入総額を年収の3分の1以内にしなければいけないという法律です。
この制度は、貸金業者からの過剰な借入れを防止するために、貸金業者の業務を規制したものです。
専業主婦の方は収入がないため、総量規制の観点で見た場合、消費者金融からお金を借りることが出来ません。
そのため、専業主婦が消費者金融系のレディースローンに申し込んでも、審査に通らないケースが一般的です。
ただし、専業ではなく、パートやアルバイトなど勤めに出ている主婦の方であれば、安定した収入があると判断できるため申込むことは可能です。
配偶者の同意書
銀行系カードローンでは、配偶者貸を行っているところもあります。
配偶者貸とは
配偶者貸とは、総量規制の例外として設けられている制度で、配偶者と合算して、(二人分の)借入れが(二人分の)年収の3分の1まで借入れを行うことが出来ます。
ただし、そのためには、「配偶者の同意書」、配偶者との婚姻関係を示す書類である「婚姻関係の証明書」、金額以上の借入の場合は、配偶者の年収を証明する書類を提出する必要があります。
配偶者貸を行っているカードローンは下表の通りです。
商品名 | 利用条件 | 借入限度額 |
---|---|---|
みずほ銀行カードローン | 契約者に収入がなくても配偶者に収入があれば借入可能 | 最大30万円 |
三菱東京UFJ銀行カードローン | 契約者に収入がなくても配偶者に収入があれば借入可能 | 最大30万円 |
東京スター銀行カードローン | 本人または配偶者に安定した収入があれば利用可能 | 最大90万円 |
セブン銀行カードローン | 配偶者に安定した収入があること | 10万円・30万円・50万円の中から選択 |
楽天銀行スーパーローン | 契約者に収入がなくても借入可能 | 最大50万円 |
配偶者貸を利用する場合は、「配偶者の同意書」と「婚姻関係の証明書」の提出が必要になります。
「配偶者の同意書」とは、借入れについて夫の同意を得たことを証明するための書類です。
夫の同意が必要になるということは、誰にも知られることなく借り入れをすることは出来ないということになります。
「婚姻関係の証明書」として認められる書類は、次の通りです。
- 戸籍抄本
- 戸籍謄本
- 住民票
婚姻の事実を明からにするために、これらの書類をコピーしたものを提出する必要があります。
配偶者の同意書 不要のカードローンも
ちなみに、「みずほ銀行カードローン」は、配偶者の収入証明書や同意書の提出は原則不要です。
さらに、みずほ銀行のキャッシュカードがあれば、即日融資を受けることも可能です。
レディースローンの始まり
かつて消費者金融会社として営業していたクレディアでは、女性専用のサークルローン「オリーブ」という商品を提供していました。
「オリーブ」は、オリーブカードという女性専用カードを使って借り入れが出来るサービスで、15日間無利息ローンあり、年率7.5%~、借入限度額最大200万まで融資可能というものでした。
現在、多くの大手消費者金融会社が提供しているレディースローン・レディースキャッシングの源流は、このクレディアの女性専用プランにあると言われています。
レディースローン・レディースキャッシング一覧
現在、女性向けレディースローン・レディースキャッシングを提供している消費者金融・金融機関には、以下のようなものがあります。
消費者金融名 | 名称 |
---|---|
アコム | 働く女性のカードローン |
アイフル | SuLaLi |
プロミス | プロミスレディースキャッシング |
ノーローン | 女性のためのノーローン |
フタバ | レディースフタバ |
エイワ | エイワのレディースローン |
セントラル | MyLady`s(マイレディス) |
新生銀行レイク | レディースレイク |
イオン銀行 | 女性のためのカードローン |
大手消費者金融の多くが女性向けレディースローン・レディースキャッシングを展開しています。
銀行系では、「新生銀行レイク」と「イオン銀行」が女性向けカードローン商品を提供しています。
どの女性向けサービスでも、基本的には通常のカードローンとサービス内容は同じです。
異なるのは、女性のために配慮しているかどうかの一点だけです。
そのため、どちらにしようか迷った場合は、女性向けローンを選ぶくらいの感覚が良いかもしれません。
まとめ
女性のための使いやすさにこだわったカードローン、それが「レディースローン」です。
近年では、女性の社会進出が進んでいることから、女性向けカードローンの需要も高まっています。
総務省が集計している2016年度の「女性の労働力人口」統計データによると、過去10年間の女性労働者は、以下のグラフのように推移しています。
単位(万人)
参照元:総務省統計局
政府が掲げる「働き方改革」や「女性活躍」なども後押しとなり、男女共同参画社会へ向けて前進している今の世の中で、今後もレディースローンへの需要は増えることが予想されます。
また、女性利用者の増加に伴い、ローン会社のサービスも、さらに向上すると見られています。
キャッシング・カードローンに興味があるという女性の方は、女性専用キャッシング「レディースローン」の利用を検討してみてはいかがでしょうか?
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