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カードローン審査
カードローンを初めて利用する人にとって、一番気になるポイントは 審査 なのではないでしょうか?
「はたして審査に通るのか」という心配は、誰でも大なり小なりあることだと思います。
審査というプロセスがある以上は、落ちる人も当然存在します。
このページでは、カードローン審査の実態を検証することで、審査に落ちる理由を明らかにしていきます。
初めてカードローンを申し込むという方は、このページを一読しておくことをおすすめします。
審査 とは
審査とは、申し込みをした人物の個人情報や信用情報を詳しく調べて、可否を判断するというものです。
カードローンなどの金銭消費貸借契約や、クレジットカードのような販売信用へ申し込みをする際は、必ず審査を受ける必要があります。
カードローン会社やクレジットカード会社が審査を行う理由は、申込者が審査基準を満たしているのかを調査するためです。
では、カードローン会社が設けている審査基準とは、具体的にどういったものなのでしょうか?
審査基準
カードローンの審査で最も重要視されるポイントは、申込者の返済能力です。
そのため、審査基準を満たすためには、安定した収入があることが重要となります。
安定した収入とは、毎月定期的に支払われるお金のこと、つまり勤務先から給料があることを意味します。
この場合、収入の多寡は無関係です。
つまり、低収入の場合でも、給料を得ている方であれば審査に通ることが出来ます。
そのため、正社員である必要はなく、パートやアルバイト、派遣社員、契約社員など非正規の方でも利用することが出来ます。
ただし、収入金額は借入限度額に影響します。
高収入の方が、借入限度額が大きくなる傾向があります。
審査項目
カードローン審査時に調べられる項目は以下の通りです。
- 年齢
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 他社からの借入状況
- 雇用形態
これらの項目は、厳密に調査されます。
そのため、虚偽の申告は厳禁だということを覚えておいて下さい。
万一、カードローン会社に虚偽の情報が明らかになった場合は、審査に通ることはありません。
ただし、「年収380万円」を「年収400万円」と記載したり、「勤続年数9年」を「勤続年数10年」と記載するなど、軽微なものであればそれ程問題にはなりません。
しかし、入社したばかりにもかかわらず、「勤続年数5年」としていた場合や、「年収400万円」を「年収1000万円」と記載した場合は、明らかな嘘となるため注意が必要です。
カードローンを申し込む際は、「本人確認書類」と「収入証明書」の提出を求められます。
本人確認書類の提出が必要なため、氏名や住所などの個人情報を把握されます。
また、収入を証明する書類を提出することになるため、年収や勤務先を把握されます。
- 本人確認書類 … 運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカードなど
- 収入証明書 … 源泉徴収票、給与明細書、市民税・県民税額決定通知書など
消費者金融カードローンは、総量規制の対象となるため「収入証明書」の提出を求められる場合があります。
ただし、消費者金融カードローンの場合でも、一般的には、50万円以下の少額借り入れの場合は「収入証明書」の提出不要という場合が多いようです。
一方、銀行カードローンの場合は総量規制の対象外のため、200万円~300万円以下の少額借り入れについては「収入証明書」の提出不要という場合が多いようです。この「収入証明書」に関する取り扱いは、各銀行で異なります。
カードローン会社は、これらの情報に加えて、個人信用情報を確認します。
個人信用情報の参照
カードローン会社は、審査時に信用情報機関から申込者の個人信用情報を取り寄せて参照します。
この個人信用情報には、本人を識別するための情報や、ローン・クレジットの申込内容や契約内容、支払状況、借入残高などが登録されています。
カードローンは、担保や保証人不要で利用することが出来ますが、それらの代わりとなるのが個人の信用です。
つまり、カードローンは、個人の信用に基づいた融資です。
そのため、個人信用情報に事故情報が登録されている場合は、審査に通ることはありません。
事故情報とは、俗にブラックリストと呼ばれるもので、延滞や債務整理、代位弁済などのネガティブ情報を意味します。
長期の延滞(約定返済日から61日以上、もしくは3ヶ月以上の延滞)をした場合は、個人信用情報の「返済状況」の項目に、延滞・債務整理を意味する「異動」情報が記載されます。
事故情報は、カードローンの延滞だけが対象ではありません。
スマートフォンの分割支払いや、クレジットカードの返済を延滞した場合でも、その後、5年間に渡って事故情報として登録されます。
決められた返済期日までに支払いを行わなかった場合は、事故情報として登録されることがあるため、くれぐれも注意して下さい。
審査時間
審査時間は、銀行カードローンと消費者金融カードローンで異なります。
消費者金融カードローンの審査時間は、ほとんどの会社が最短30分と素早い対応を実現しています。
中でも、モビットは、10秒簡易審査を実施しているため、時間がない方や忙しい方にはおすすめです。
大手消費者金融は、予め貸し倒れになるリスクを考慮して、審査を行っています。
しかし、貸し倒れリスクを最小限に抑えるために、統計データに基づいた自動審査システムを利用して、スピーディーな審査を行っています。
一方、銀行カードローンは、消費者金融に比べて審査時間が長い場合が多く、すぐに融資を希望する方には不向きです。
最近では、即日審査を行っている銀行カードローンも多くなっていますが、2~3日を要する場合が一般的です。
審査に落ちる理由
カードローンの審査に落ちる理由としては、主に次のようなケースが挙げられます。
虚偽内容の申請
最短30分や最短即日など、スピーディーな審査を謳っているところが多くなっていますが、だからと言って審査が緩いわけではありません。
厳正な審査の元、融資実行の可否が行われます。
そのため、申込時の申告内容に疑わしい点がある場合は、追加で書類を提出するよう求められることがあります。
多少の間違いであれば問題ありませんが、悪質であると判断された場合は、審査に落とされる場合もあります。
信用情報にキズがある
前述の通り、カードローン会社は、審査時に申込者の信用情報を照会します。
その結果、事故情報を意味する「異動」情報が記載されていた場合は、審査に通ることはありません。
基本的に、この事故情報は、登録されてから5年間を経過しないと消えることないため、延滞には注意して下さい。
総量規制にかかっている
また、消費者金融カードローンの場合は、他社を合わせた総借入額が、年収の3分の1を超えている場合は審査落ちという結果になります。
これは、法律により貸金業者の過剰融資を防ぐ目的で規定されているため、例外はありません。
多重申し込み
カードローンを申し込む際は、複数の銀行・消費者金融への多重申し込みに注意して下さい。
同時期に複数のカードローンに申し込んだ事実が、カードローン会社に明らかになった場合は不利になります。
信用情報機関は、過去の取引履歴だけでなく申込情報も登録しています。
審査時には、申込情報も含んだ信用情報を取り寄せるため、その人が「いつ、どの会社に申し込みをしたか」という事実は全て把握されます。
そのため、その時点の借入総額にもよりますが、基本的には審査に通ることは難しくなると理解しておいて下さい。
収入が無い
どのカードローンでも、申込資格として安定した収入があることを条件としています。
つまり、返済できる目処がない人には、お金を貸してくれないということです。
そのため、無職や求職中で収入がない人は、カードローン審査に通ることはありません。
まとめ
今回は、カードローン審査の内容と、審査に落ちる理由について見てきましたが、注意すべき点としては、支払いを延滞しないということです。
ローンや、クレジットカードの支払いだけでなく、携帯電話の割賦契約(分割支払い)をしている場合は、必ず支払いを行うようにして下さい。
支払いが遅れたことで、信用情報にキズが付いた場合は、その後5年間に渡って新しくローンを契約することは出来なくなります。
また、当然、申し込み時に嘘の申告をしたり、同時期に複数のカードローンに申し込むことは避けましょう。
基本的には、当たり前のことを押さえておけば、審査に落ちることはありません。
そのため、常日頃から正しい行動を心がけるようにしましょう。
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