
カードローン
カードローン とは、銀行や消費者金融などの金融機関、貸金業者から無担保・保証人なしで借りることが出来る個人向けの融資のことを言います。
担保を必要としないため、個人信用を重要視したローンであると言えます。
審査の結果、設定された利用限度額の範囲内であれば、何度でも自由に借り入れと返済を繰り返すことが出来ます。
もちろん、金利面のことを考えて、途中で一括返済することも可能です。
また、住宅ローンや自動車ローン、教育ローンのように用途が限定されていないため、多目的に利用することが出来る点(フリーローン)が特徴です。
このように、カードローンは、数ある金融商品の中でも、利便性が高く人気の融資サービスです。
「給料日までもう少しだけど、財布が少しさみしくて不安…」「突然の飲み会だけど、手持ちが心もとない…」「立て続けに友人の結婚式があるけど、給料日のタイミングが合わない…」「長期休暇に旅行に行く計画を立てたのはいいけど、クレジットカードだけでは不安…」など、様々な用途に利用することが出来ます。
その他にも、ちょっとした入用に、前借感覚で利用する人もいるようです。
このように、手軽に幅広い用途で利用できる点が魅力です。
カードローン の申込方法
カードローン申込方法の種類としては、インターネット申し込み(パソコン、スマートフォン、携帯電話)、郵送申し込み、電話申し込み、自動契約機での申し込み、店頭申し込みなどがあります。
現在、これらの申し込み方法の中で一番利用されているのは、なんと言ってもインターネット申込です。
近年、スマートフォンの普及により、インターネットの利便性が格段に向上しています。
これにより、時間や場所を問わず、気軽に申し込める環境が整ったことが背景としてあるようです。
インターネット申し込みは、わずらわしい申込書類への記入は不要です。
パソコン・スマートフォンで24時間、いつでも利用することが出来ます。
カードローンの申込条件
年齢制限は、20歳以上60~70歳未満の場合が多く、幅広い年齢層を視野に入れています。
その他の申し込み条件としては、安定した収入があることが重要になります。
公務員や正社員の方だけでなく、アルバイトやパートの方でも勤務先からの給与所得を毎月得ている場合は、安定した収入とみなされます。
そのため、非正規雇用者の方でも利用することが出来ます。
また、学生の方であっても、アルバイト等で月に決まった収入があれば、申し込むことが出来ます。
ただし、限度額は最大10円程度と低く設定されている場合が多いようです。
このように、カードローンを申し込む際のハードルは決して高くありません。ですが、かと言って「簡単に借りられる」というわけでもありません。
カードローンには必ず審査があるため、簡単にお金を借りることが出来ると考えていると、期待が外れることがあるかもしれません。
カードローンの審査
カードローンには審査があります。
この審査は、申込者の申し込み内容を元に、その人の信用度を判断するために行われます。
与信審査では、主に返済能力の有無を見分けることを目的としており、個人信用情報の調査や在籍確認などが行われます。
個人信用情報
個人信用情報とは、クレジットやローン等の申し込み、契約に関する情報のことを指します。
この個人信用情報として記載される情報には、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先など基本的個人情報に加え、ローンやクレジットカード等の借入状況、借入金額、借入、最終返済日等の契約状況と返済状況などがあります。
返済状況に関しては、延滞、代位弁済、強制回収手続、解約、完済などの細かい情報も記載されます。
また、ローンやクレジットカードの申し込みの事実なども記載されます。
この審査というプロセスを採用している理由は、「本当にお金を返してもらえるかどうか」をチェックするという意味合いが強くあります。
お金を人に貸す場合、返してもらえるかを重要視することは、当然のことです。
経済的に困窮していて、返す見込みの無い人にお金を貸すのと、収入が安定していて返せるあてのある人にお金を貸すのでは、意味合いが大きく異なります。
一般の個人であれば、長い付き合いや人柄を見て判断するということがあるかもしれませんが、ビジネスとして行う場合、人間性や人格等を加味して考えるのはとても非効率です。
そのため、貸主(銀行や消費者金融)は、お金を貸す際に、借主(利用者)が貸したお金を返せる能力がある人かどうかをマニュアルに沿って機械的に判断します。
個人信用情報を取り寄せたり、定職に就いているか在籍確認をすることで、客観的事実を把握します。
これにより、現在の借り入れ状況や返済能力を把握し、本当に融資を行うに相応しい人物であるかどうかを見極めます。
もちろん、申し込み情報に虚偽の記載をしていた場合や、信用情報にキズがある場合は審査に通ることはありません。
また、初めての申し込み時に、高額な希望額を記入していても、その金額で融資枠が決定されるわけではありません。
基本的に、初めての申込者については、比較的低めの限度額に設定される場合が多いようです。
同時期に複数の申し込みをするのは注意
また、同時期に複数のカードローンに申し込みをした事実も把握されれます。
もちろん、同時期に何社でも複数の審査を受けることは可能です。
しかし、このような申し込みの仕方は、デメリットの方が大きいと理解しておきましょう。
このような、同時申し込み・複数申込といったケースの場合、信用情報上マイナスに作用すると言われています。
これを、俗に、申し込みブラックと言います。
申込みブラックになると一定期間、審査に通らないなどの影響が出ると言われています。
このような悪影響が出る理由としては、複数の業者が提供する金融商品に申し込みをしていることは、審査する側に不信感を与えるからです。
この申し込みを行った事実もまた、個人信用情報機関に登録されます。
カードローンのメリットとデメリット
物事には、メリットとデメリットが付き物です。カードローンもその例外ではありません。
カードローンを利用する前に、メリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット

カードローンのメリットについては、以下の通りです。
担保や保証人なしでお金が借りられる
カードローンの魅力は、なんといっても担保や保証人がなくてもローンを組める点です。
第三者に保証人を頼むのは難しいという人は多いようです。また、担保となる不動産などを用意できないという人も少なくないはずです。
カードローンは、借り入れのハードルが高くないため、気軽に利用できる点が優れています。
融資枠であれば、借り入れと返済を繰り返すことが出来る
融資枠(借り入れ限度額)内であれば、自由に借り入れ、返済を繰り返し行うことが出来ます。
ただし、消費者金融系カードローンの場合は、年収の3分の1を超える融資を受けることは出来ません。これを総量規制と言います。
一方、銀行系カードローンの場合は、総量規制の適用範囲外なので、年収に対する借入可能額を心配する必要はありません。
コンビニATMが利用できる
銀行や消費者金融のATMだけでなく、全国のコンビニATMで返済することが出来ます。
返済に際しては、指定した約定返済期日までにカードローン口座へ約定返済金額を入金しておく必要があります。
利用用途が限定されていない
カードローンは、利用用途(利用目的・使い道)が限定されていません。基本的に自由です。
ただし、利用目的がはっきりしない借り入れや、ギャンブルや浪費が目的の借り入れは推奨できません。
申し込み前に、きちんと利用目的を明確にし、節度を持った借り入れを心がけることをおすすめします。
毎月一定額を返済するので、計画を立てやすい
カードローンの返済方法は、残高スライドリボルビング方式を採用しているケースが多く見られます。
残高スライドリボルビング方式は、毎月の返済金額を残高に合わせてスライドしていく方式です。
毎月の返済が一定額となるため、返済計画が立てやすいですが、反面、借入額が大きくなると残高も多くなるため、支払うべき利息も多くなるので注意が必要です。
代表的に残高スライドリボルビング方式には、「残高スライド元金定額リボルビング方式」「残高スライド元利定率リボルビング方式」「残金スライド元利定額リボルビング方式」があります。
残高スライド元金定額 リボルビング方式 | 元金(借入残高によってスライド) + 金利手数料 |
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残高スライド元利定率 リボルビング方式 | 元金(借入残高 × 定率(残高によってスライド)) + 金利手数料 |
残金スライド元利定額 リボルビング方式 | 元金と金利手数料(借入残高によってスライド) |
多くの銀行、消費者金融は、「残金スライド元利定額リボルビング方式」を採用しています。
借入限度額が大きい
カードローンは、借入限度額が大きいというメリットがあります。
多くの銀行、消費者金融は、借入限度額を500万円もしくは800万円に設定しています。
借入限度額を見る場合、消費者金融系と銀行系で大きく異なります。
消費者金融系カードローンの場合、借入限度額の目安は年収の3分の1となります。
つまり、年収600万円の人の場合は、借入限度額は200万円までに制限されます。
これは、貸金業者に適用される総量規制によるものです。
この総量規制は、1社からの借入額だけはなく、複数の借入れがある場合には、その合計額で計算されます。
ちなみに、総量規制が適用されるのは、消費者金融のみです。銀行での借り入れについてはその範囲ではありません。
そのため、高額の借り入れを希望する場合は、銀行系カードローンを利用するのが一般的です。
審査が早い
審査は、最短即日(最短30分)で行われます。
融資までもスピーディーなため、申し込んだその日の内に振込みを確認できるケースもあります。
審査・融資までの時間が早いのは、消費者金融系カードローンです。
審査・入金までの手続きが早いので、急ぎの場合には非常に便利です。
銀行系カードローンは、即日審査に対応しているところは多いのですが、即日融資に対応しているものは決して多くありません。
三菱UFJ銀行などは即日融資に対応していますが、ほとんどの銀行は融資までに2~3日程度の日数を要します。
無利息キャンペーンがある
30日間無利息キャンペーンを実施しているカードローンも数多く存在します。
30日間無利息キャンペーンとは、初めての利用に限り、契約から30日間は無利息になるという新規顧客の獲得を企図した内容のキャンペーンです。
この無利息キャンペーンは、基本的に消費者金融系カードローンの多くが実施しています。
銀行系カードローンでは、無利息キャンペーンを行っていないケースが多いため、無利息キャンペーンの利用を希望する場合は、消費者金融系カードローンを選ぶようにしましょう。
デメリット

便利で手軽なカードローンですが、少なからずデメリットも存在します。
カードローンを利用する前に、メリットだけでなくデメリットもチェックしておきましょう。
目的別ローンよりも高金利
カードローンの金利は、住宅ローンや教育ローン、マイカーローン、旅行ローンなどの資金使途が限定されている目的別ローンの金利よりも少し高い金利が設定されています。
用途が限定されておらず、融資を受けたお金を自由に使うことが出来るローンのことをフリーローンと言います。
カードローンはこのフリーローンに該当するため、手数料として目的別ローンよりもやや高い金利となっています。
そのため、利用目的によっては、目的別ローンに申し込んだ方が金利負担が少なくなるケースがあります。
ローンを検討される場合は、利用目的に応じて視野を広げると共に、それぞれの金利をよく確認するようにしましょう。
金銭感覚が麻痺することも
借入限度額の枠内であればいつでも自由に現金を引き出すことが出来ます。
そのため、キャッシングやローンを利用して借金をしているという感覚が薄れてしまう可能性があります。
カードローンを利用して、借り入れと返済を繰り返していると、それが常態化してしまい、何年もローンに依存してしまうケースがあります。
長年にわたって複数のカードローンを利用している場合は、次第に返済が困難になり、いわゆる多重債務の状態に陥るリスクがあることを理解しておきましょう。
カードローンの利用に際しては、事前に返済計画を立てて、過度な利用は控えるようにしましょう。
申し込み、滞納などの事実が履歴に残る
カードローンに申し込み、審査を受けた場合は、その事実は信用情報機関に登録されます。
また、返済の滞納を続けた場合(2ヵ月以上の滞納)や債務整理を行った場合は、金融事故情報(いわゆるブラックリスト)として登録されます。
他社でのカードローンの審査はもちろん、住宅ローンやクレジットカードの審査時においても、銀行やカード会社は必ず信用情報機関に照会を行います。
この信用情報機関への照会時に、事故情報が確認された場合は、審査に通ることはありません。
この延滞した情報は、5年間に渡って登録されることになります。
そのため、カードローンを契約した場合は、返済滞納などに陥らないように気をつけましょう。
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即日融資 | 可能 |
保証人 | 不要 |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
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